中村忠二「冬日記」豆本をつくりました

 開店八周年を節目に、縁で収蔵している中村忠二作品を7月4日(金)から9日(水)まで展示いたします。また、初公開となる「冬日記(1973年10月から74年1月)」も同時に展示いたします。
  この「冬日記」には東京・練馬にあった忠二の家の様子も伺えて興味深く感じます。例えば、最初の作品では、忠二の許にホームヘルパーが来ることになっていたのに、絵を描くのに差しさわりがあると断ったとあり、その女性が台所仕事をしている想像の絵があります。なんと、その台所には井戸ポンプが。既に住んで20年という戦後すぐに建てた家なのでしょうが、当時をしのばせて面白く思いました。忠二の自画像も沢山あって、忠二の人間くささを強く感じさせます。
 この展示に合わせ、手作りの「冬日記」豆本を制作いたしました。手のひらに乗る大きさの折りたたみ式の豆本。92枚もの忠二作品が連続して繰り広げられます。
この豆本、50部ほどご用意しました。ご希望のかたは一部千円でお分けいたします。
 中村忠二の作品展、皆様にぜひ見てもらいたくご案内いたします。
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空いっぱいに光の輪が

 太陽をまんなかにして光の輪が空一面に広がった写真。何故か「縁」という言葉が思い浮かんで、とカメラマン氏からこの写真をいただきました。
 お店の近所で以前撮影をしたとのこと。気象が専門の方ならすぐにこの現象の名前をおっしゃるでしょうが、私はあえて知らないほうがいいような気がして。
 この写真を見ていて、とても不思議な気持ちになりました。いつもお店のなかにばかりいて、空を見上げることなどついぞしたことのない私なので、これは空から伝えられたお便り「人は、時には太陽のようになって、周りの人達を輝かせる存在にもなれるのだ」と。
 ”太陽”のようだった多くの友人知人達を想いました。
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まるでニューヨークにいるみたい

 「ここはまるでニューヨークにいるみたい」。
拍手が鳴り止まずアンコールの演奏まであって、本場のジャズサウンドにひたりきった「ファビオ モルゲラ カルテット」の夜。

 開店八周年記念第二弾ジャズライブは6月8日の晩。満席のお客様も一体となって、ニューヨークから来たファビオ モルゲラさんのトランペット、小林陽一さんのドラム、高道晴久さんのベース、熊谷泰昌さんのピアノによるジャズのリズムを楽しみました。

 陽気なイタリア人、ファビオ モルゲラさんはナポリ生まれ。小林陽一さんがニューヨークで活躍していた時、一緒に演奏をして以来のおつきあい。幼少の頃に左手首を失いましたが、それをまったく感じさせない華麗なトランペットの音色を聴かせてくれました。
 前半はゆっくりとしたテンポの曲から次第に盛り上がる構成。休息をはさんでの後半は、ドラム金澤沙織さん、ベース菊田茂伸さん、ピアノ寺島優樹さんが特別参加。ボーカルの中川晴美さんもデュークエリントンの曲を。

 「大きな音でも小さくても、とても良く響く場所ですね」とモルゲラさん。
 「ここで本場のジャズが聴けるのはとても幸せですね」とジャズ愛好家のお客様。
 皆さん演奏を楽しまれておられました。また休息時間の時「お料理、おいしかったですよ」の言葉、私には一番の喜びです。

 小林陽一さんの次回のジャズライブは8月17日(日)午後7時から。天才ギタリストのウイリアム アッシュ、オルガンはジャレッド ゴールドのメンバーで。お楽しみに。
 
 
 
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ナショナルジオグラフィックマガジンが揃っています

「時々取り出して眺めると楽しい。地球のことを見ている本ね」。
 私はずっと以前から、好きでナショナルグラフィックマガジンの英語版をとっていました。日本語版ができてからも続けて購読していました。一時中断をしましたが先月からまた届いています。英語版のほうは苗場の雪ッ子荘に揃えてあります。

 知人のカメラマン氏は「シャドウトレーニングという想像力を働かせる訓練方法があります。このナショジオにはそれに相応しい写真がとても多いのです。この写真、自分ならどんなカメラに何ミリのレンズ、フィルムは何を詰めて、絞りはいくつ、シャッター速度はこのくらい、必要な機材はこれこれ、と撮影計画を考えながら、写真の隅々までしげしげと眺めます」と写真を見ながら話してくれました。
 さらにストーンヘンジの特集号を見ながら「謎解きの面白さもありますね、以前、行ったことのあるイギリスの世界遺産ストーンヘンジ。この写真、夜にライトに照らされて明るく浮かび上がっています。でも、あの場所には照明がありません。自分で、ライトをまるでブラシでなぞるように照らしたのだろうと考えました。露出は多重、長時間露光にして。後で撮影方法を読んだらそこまでは気がつきませんでした、黒ずくめの服装にしなければならなかったのですね、でなければ、自分が映り込んでしまいますから」と、こんなふうに写真を眺める楽しみ方も聞きました。
 
 この雑誌との出会いがある若者の人生を決めてしまったという、印象的な話しが記事になっていましたので、ご紹介しましょう。
 極北の動物を撮り続けた写真家がいました。かれは18歳の時、神田の古書店でふと手に取ったナショナルジオグラフィックのアラスカの写真集で、北極のエスキモーの村の写真に引きつけられました。彼はその後、その村を訪れ、彼の地で学び、素晴らしい多くの写真を残しました。写真家・星野道夫の特集記事でした。

 出会いとは、時には一冊の本でもあるのですね。


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